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年間3億円をかけて不死身を目指す大富豪

どうも世の中には、人類も自然の一部と見なす人達と
人類は自然(や動物)の仲間ではなく、自然とは人類が挑戦して管理したり支配すべき存在であると考える人達に別れてきたようだ。
最近後者は平然と「人間は死ななくなる。」と言うようになっている。
そして、アメリカの大富豪はほとんど後者になっているようです。

さて、今回ご紹介するブライアン・ジョンソン氏。
彼は自分で興した決済会社Braintreeを2013年にPayPalに720億円で売却。
その後いくつかのプロジェクトを立ち上げた後、アンチエイジングを目指すヘルスプロジェクト「Project Blueprint」を2021年公式に発表。
不老不死を目指すことにした今49歳のアメリカの男性です。彼自身が自ら実験台となり、不老不死を目指すために毎年3億円を使っています。

まず、30人の医師を雇う。
定期的に血液検査をする。
1日に100錠のサプリを飲む。
正午前に食べ物をやめる。
毎晩8時30分までに寝る。
10代の息子の血漿を自分の体内に注入する(これは現在中止) 。

定期的に血液検査をし、医師の意見に基づいて不足する成分をサプリで補うことによって、未病という形を完成したいらしい。いくらなんでも一日100錠は多いんじゃないのと言いたくなりますが、あちら側はなんと言っても医師を30人も抱えているので反論できません。

そしてそれぞれの医師が最先端の情報に触れてジョンソン氏に意見する。

彼は211万人フォロワーを持つXのアカウントに、こまめにその日に実施したことを書き込む。
アンチも多数いるようだが、きさくに返信もする。

ブループリントプロジェクト開始後、体重を絞ったがやり過ぎと判断されてその後筋肉をつけながら体重は回復している。
医師の意見に基づき徹底的にUVを避けるジョンソン氏。
途中、増毛に成功したジョンソン氏

そんなことを続けて5年。彼はますます若返っているはずだった。
が、
どうしても血液検査のフェリチンの値が低い。11年間貧血に悩まされている彼。いったい何が原因なのか。

改めて彼は血液検査によって以下の項目を調べ(興味深いので全部羅列してみます)
Soluble Transferrin Receptor:可溶性トランスフェリン受容体(sTfR)
Iron and TIBC:鉄分および総鉄結合能(TIBC)
Transferrin Saturation:トランスフェリン飽和度
Erythropoietin (EPO):エリスロポエチン(EPO)
Reticulocyte Count:網状赤血球数
CBC With Differential/Platelet:CBC(完全血球算定)+白血球分類+血小板
Phosphorus:リン(無機リン)
Comprehensive Metabolic Panel (14):包括的代謝パネル(14項目)
Antiparietal Cell Antibody:抗壁細胞抗体
Intrinsic Factor Abs:内在因子抗体
Gastrin:ガストリン
Chromogranin A:クロモグラニンA
Celiac Ab tTG IgA w/Rflx:セリアック病抗体 tTG IgA(反射検査付き)
IL-2 Receptor Alpha:IL-2受容体アルファ(可溶性IL-2受容体)
T- and B-Lymphocyte/Nat Killer:T・Bリンパ球/NK細胞(自然殺傷細胞)
Complement C3:補体C3
Complement C4:補体C4
Tumor Necrosis Factor-Alpha:腫瘍壊死因子アルファ(TNF-α)
Interleukin-6:インターロイキン-6(IL-6)
HLA DRB1/3/4/5/DQB1:HLA DRB1/3/4/5/DQB1(HLAタイピング)
Cardiometabolic Report:心代謝レポート
Total Glutathione:総グルタチオン
Selenium:セレニウム
Coenzyme Q10:コエンザイムQ10
Oxidized LDL:酸化LDL
Essential Fatty Acid Profile:必須脂肪酸プロファイル
Lp-PLA2 Activity:Lp-PLA2活性
Myeloperoxidase (MPO):ミエロペルオキシダーゼ(MPO)
Vitamin D 25-Hydroxy:ビタミンD 25-ヒドロキシ
Magnesium:マグネシウム
Copper:銅
Zinc:亜鉛
Vitamin B12:ビタミンB12
Methylmalonic Acid:メチルマロン酸
Folate:葉酸
Hemoglobin A1c:ヘモグロビンA1c(HbA1c)
GlycA:GlycA(炎症マーカー)
Fructosamine:フルクトサミン
C-Reactive Protein Cardiac:心臓用C反応性蛋白(高感度CRP)
NT-proBNP:NT-proBNP
Lipid Panel:脂質パネル
Apolipoprotein A-1:アポリポタンパクA-1
Apolipoprotein B:アポリポタンパクB
NMR LipoProfile:NMRリポプロファイル
Lipoprotein (a):リポタンパク(a)[Lp(a)]
p-tau217:p-tau217(リン酸化タウ217)
S-100B Protein:S-100Bタンパク
Neurofilament Light Chain:神経フィラメント軽鎖(NfL)
Glial Fibrillary Acid Protein:グリア線維性酸性タンパク(GFAP)

これら項目は貧血・鉄代謝、自己免疫、炎症、栄養、脂質、心臓、認知症・神経関連などの包括的な検査セットだそうです。

しかし、検査結果を見ても、医者は誰1人鉄分が定着しない理由を言えなかった。そのため、ついにジョンソン氏は胃の生組織検査に踏み切ります。

その結果、とうとう慢性自己免疫性胃炎(Autoimmune Gastritis – AIG)に罹患していたことを突き止めたのです。

その後の経過を見るために、また8月13日に採血。47本のチューブ。250 mL。正直、貧血なのにこんなに採血してよいのかどうかと心配になってしまう。

毎年3億円お金を使って病気にならない努力をしてきた大金持ちが自己免疫疾患になる。

何かとても神の思し召しを感じさせる啓示的な出来事の様に思えるのですが、彼は今日も元気に筋トレをし、質の良い睡眠の取り方をXで議論していました。(YM)


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2025.02.21

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2025.09.24 WIRED https://wired.jp/article/sz-vol57-bryan-johnson-the-big-interview/

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https://news.yahoo.co.jp/articles/13a9c5362359ebf45f0934eb3242707b6a29d0bd